フェルナンデス リバイバル(Revival)シリーズ プレシジョンベース のRPB-70を中古購入しました。
先に手に入れたRPB-50の上位機種ですが、こちらはメイプル指板、そして色がカラーオーダーの(おそらく)ソニックブルー。(ブルー系はターコイズブルー、レイクプラシッドブルー、ソニックブルーの3種類があり、カタログの色目からソニックブルーが一番近いと感じました)
カラーは大変希少なものだと思いますし、これがまた大変見事に退色しています。退色しているのはトップコートのクリア塗装が主で、ところどころトップコートがはがれているところからは真っ青なやや濃いソニックブルーの色目が覗いています。
↑こうやって光のちょっとした加減でソニックブルーのように写りますので、やはり間違いないと思います。
残念ながらピックガードはオリジナルのアルミ白色焼き付け塗装のものではなく、プラの白3Pに変更されています。しかしながらこのピックガードの退色ぶりも見事で、きれいなビンテージホワイトになっていますので、これはこれでそのまま使うことにしました。
ソニックブルーが退色していわゆるサーフグリーンという色になっているかと思いますが、この色にあうピックガードをいろいろ考えてみましたところ、白系以外には似合うものはないと感じました。白か、ビンテージホワイトかミントいずれかのものしかしっくりこないのです。べっ甲というのもアリだとは思いますが、白系の方がかっこいいと思います。やはりオリジナルのアルミ白が一番良いのだろうと思いますが、前オーナーさんの好みで変更されたのでしょう。ですが、なかなかこの白3Pも良いと思います。
ヘッドのロゴは残念ながらすべてはがれています。消えロゴ期の初期リバイバル期のものですので、ロゴがはがれるのは致し方ないところです。ここはいずれ自作でロゴを作って張り付けてみようと思っています。
ペグは逆巻きで、はずしてみるとリバイバル特有の2つの半円状の座繰りがありました。
1弦ペグは少し硬いですが他のものはスムーズに回りました。1弦ペグも常時回していけばグリスが回り軽くなっていくと思います。
ペグのネジも真鍮製でここまで凝ってあるのかと感心するばかりです。
ブリッジも真鍮製のスパイラルサドルです。ネジ頭も丸く、忠実にコピーしてあります。
ノブは黒のドームノブになっていましたので、ここだけ私がゴールドのドームノブに変更しました。
オリジナルはシルバーのドームノブかと思いますが、この色味にはゴールドがぴったりはまりましたので、それにしています。
音も深みのある枯れた音で本家フェンダーとの比較はしていないのですが、以前もっていた78年のプレべと比べても遜色のないいい音です。(もっとも78年はアッシュで抜けの良い力強い音でしたが)
ネックも剛性が高く、ほぼ真っすぐです。4弦側が少し順ぞりしていますが、1弦側は弦を緩めると若干逆ぞり気味です。弦を張った状態でほぼ真っすぐの状態を保っています。
ハイ起きもしていませんし、グリスアップも気持ちよくできます。
ネックをはずしてみたところ、’57のサインとシリアルNOがありました。